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トルコ・トラブゾンを出発(2000.11)
いつもよりかなり早起きしてドルムシュ乗り場へ向かった。
歩いて国境を越えるなんて、いつ以来だったかなー。
国境越えは、旅行中もっとも気が引き締まるイベント。ちょっとだけ緊張する。
パスポート、お金、地図。トルコのお金を使いきって・・・ん、
たぶんこれでノープロブレムでしょう。いざ、国境へ!と思ったら、
乗り合いの人が集まらず2時間待ち。ま、急がない急がない。
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リゼ(トルコ)の町を出ると、
サルピボーダーまであと100キロちょっと。左手には黒海が広がってる。晴れてくれたので、
気分も爽快。山がギリギリまでせまってるところは、なんだか日本海みたい。でも、
海の向こう側はロシアなんだなぁ。
そう、ロシア!ソ連じゃなくてロシア! 今さらって言うかも知れないけど、私の頭の中の世界地図では、
まだその辺は旧ソ連ていう空白地帯のまま。今、目指しているグルジアだって、
独立国としてトルコの隣にあることを知ったのは、一週間前のことだった。
もっと新聞を読んどきゃよかった。
期待はあるけど不安はほとんどない。これも旅行の魔力か?
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グルジア入国。しばらく絶句。なぜって、言葉がわからないから。
想像以上に誰も英語なんて話さない。困った。それに、わっ、なんだこの文字??
バスの行き先もぜんぜんわからない。もし間違って、
ガイドブックのコピーを持ってない町に行っちゃったら、完全に迷子になっちゃうかも。
とにかく、ティフリスに行かなくちゃ! 地名だけは通じて一安心。
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トビリシ到着。ほんわかムードの田舎の風景に、
少しずつ馴染みつつあったグルジアだったのに、この地下鉄にはびっくりした。
これこそ想像してたソ連だ!
共産圏っていう言葉は、もう死語なのかなー。でも他に表現しようがないこのムード。なんか寒々しい。
それに、なんでこんなところにこんなにでっかい銅像が・・・。
建物って思っていたよりずっと、気持ちとか精神状態が反映されてると実感。
これからグルジアに新しくできる建物は、どんなデザインになるんだろう。この共産圏様式を、
まさかグルジアの人たちが気に入ってないことを願ってしまう。
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バスターミナルに並ぶ両替屋さん。ほかにも、
町中どこでも両替屋だらけ。よく見てるとグルジアの人も、ちょくちょくドルを両替してる。
そのお金どこで手に入れたんだろう?外国人がそんなにいるとも思えないし、なんか不思議。
お店も値段がドル表記のところが多い。洋服、靴、CD、電化製品・・・。
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すごく当たり前だけど、自分の国の言葉を話して、読んで、
書くってことは大切だな。ヨーロッパみたいに言葉は違っても同じラテン文字を使ってるとか、
アラビア語みたいに何カ国もの人が話してるとか、古い文字を捨ててしまったりとか。
それに比べるとグルジア語は、なんだかすごく貴重な言葉に感じてしまった。今は、
何人ぐらいの人が使ってるんだろう。
でもグルジアにはたくさんの民族がいてまだまだ紛争が起こったりしてるから、
自分の言葉が話せていない人もいるのかもしれない。知識不足でよくわからないのがちょっと悔しい。
もう誰も使わなくなった言葉っていうのが、これ以上増えなければいいなと思う。
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グルジアにきて困ったことのひとつは、 レストランがあんまりない。屋台もない!
食べる・飲むが、旅行の楽しみの半分ぐらいになってるのに、これはかなりつらい。 パンを買って部屋で食べるのもさびしいし、お風呂に入れないよりつらい。 町中食べ物で溢れてるアジアが恋しいよぉ。
数回しか食べられなかったけど、グルジアのシチューはおいしかった。 肉と野菜をパプリカで煮込んだ上に、生コリアンダーがいっぱいかかってる。 ロシア料理に近いのかなー、でもタイ料理にも似てる。コリアンダー(パクチー) がダメな人には、いっそうグルジアはつらいかも。
ま、料理はさておき、お酒はいろいろ。ビール、ワイン、ウォッカ・・・。格安! グルジアの人もかなり飲んでる。さすが、非ムスリム!それにしても、 なんだか陽気な人たちだなあ。
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不思議だな。シルクロードの途中、
つまりアジアの端のほうだと思っていた場所が、すっかりヨーロッパ。
教会を見ただけでヨーロッパだと思っちゃう自分も、日本人ぽいなと思う。んー、
でも宗教が違うとなんで洋服とか食べ物まで違っちゃうんだろう。隣の国なのに。
旅行中、ときどきすごく勉強したくなることがある。歴史のこと、宗教のこと、それから言葉・・・。
トビリシに来て、またまたそう思った。未知の国に来るってやっぱりすごい。
どんなに自分の固定観念を押し通そうと思っても、だめだもんね。
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- トビリシ滞在の一番の楽しみは、なんといっても温泉!
スチームバスのサウナに近いハマムと違って、湯船つき。(あまり入っている人はいないけど)
公共浴場は個室もあるけど、人気は共同浴場。
ああ、さっぱり。今日はフルーティな白ワインにトライ。
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